新年おめでとうございます。
SEL便り: 責任ある意思決定 の5回目です。今回のテーマは、年の初めということもあって、より一層重要かと思います。多くの人がこれで悩んだり、失敗していますから!
時間管理については、すでにhttps://selnewsletter.blogspot.com/2025/06/blog-post.html で紹介しました。まさに、自己管理・コントロール能力の柱と言えます。
『成績だけが評価じゃない』の著者のスター・サックシュタインさんがこちらの意思決定にも、時間管理を含めた意図は何かな、と考えました。彼女は、次のように書いています(158ページ)。
責任ある選択をするということは、その選択によってどのような結果がもたらされるかを知ることにもなります。そうした気づきは、誘惑的な選択(たとえば、放課後はたっぷり友だちと遊び、試験前夜まで勉強を先延ばしにしてしまうこと)を生徒がするのではなく、もっとも有益な選択(たとえば、試験の準備のために時間をかけてさまざまな方法を試してみること)をするのに役立ちます。
これは、まさによくあることですし、教師も含めた大人も、公私両面でよくやらかしてしまう過ちです。それは多分に、優先順位が明確でないというか、いい判断を下せないことによる悲劇といえます。
先のURLの最後で、スティーブン・コヴィーの『7つの習慣』で最も感激した内容に触れましたが、もっとも有益だったのは、まさにこの優先順位の明確化/判断の仕方に関する情報だったかもしれません。それは、次の図に表されるものです。
私たちは往々にして、重要性を考えずに、緊急性に飛びついてしまいがちです! つまり、優先順位が低いもの、にです。もちろん、緊急で重要なものに取り組むことは、選択肢がほとんどありません。しかし、緊急性はあっても、重要性が低いものはどうでしょうか? それを見極めないと、「忙しい」「時間がない」と言い続けざるを得ない状況に陥って、重要なものへの取り組みがほとんど無視されることになってしまいます。その結果、後で後悔することが少なくないわけです(スターさんが紹介してくれていた生徒の事例のように!)。このマトリックスを常に、あたまの中において、いま自分がやろうとしていることは、そのどれに当てはまるのか? 他により重要なことはないか? を考える習慣をつけられるようにするとよいでしょう。要するに、「錯覚」や「無駄」をできるだけ避けて、「価値」に振り向けることを意味します(「緊急」は避けて通れませんから、やるしか選択がありません!)。
