前回に引き続きの「51」シリーズです。
アメリカ人は51が好きなのでしょうか? そういえば、イチローさんの背番号も、 51番でした。
https://www.waterford.org/resources/mindfulnes-activities-for-kids/
「学校では、学力向上とSELのどちらを優先したらいいか?」という質問をよくされますが、答えは「両方」です。どちらが欠けても、未来の成功は約束されないからです。後者のSELが欠けては、自分の感情をコントロールしたり、他者といい関係を築いたりすることができません。そこにマインドフルネスが入る余地があるのです。
マインドフルネスは、過去や未来に焦点を合わせるのではなく、「いま、ここ」に合わせます。自分の内なる経験と身の回りで起こっていることに気づき、受け入れ、そして好奇心を向けることです。
CASELは、5本の柱のうちの自己認識と自己管理の二つに、マインドフルネスを関連づけています(というか、その重要性を認め、活動をすることを推奨しています)。マインドフルネスを通して、これら二つの領域のスキルを磨くことは、自分の考え、感情、行動を認識するだけでなく、それらに対して肯定的に反応できるようになるからです。
そして、何らかの問題を抱えた子どもにとっては、マインドフルネスの活動が特に有益であることが、これまでの実践と研究の両方から明らかになっています(情報源は、Leland, M. Mindfulness and Student Success. Journal of Adult
Education, 2015, 44(1), pp. 19-24. と、Benn, R., Akiva,
T., Arel, S., and Roeser, R. W. Mindfulness training effects for parents and
educators of children with special needs. Developmental Psychology, 2012,
48(5), pp. 1476-87.の2つ)。
もちろん、一般の子どもたちへの効果も大きいものがあります。ストレスを和らげ、いじめの発生率を低下させ、全員にSELのスキルが身につくのを助けます。
このなかで紹介している51の方法で、ピンとくるものから教室で試してみてください。
たとえば、6番目の「より意識した(集中した観察)という活動は、理科(や生活科や社会科)の授業で使える事例です。クリックすると、さらに詳しい情報(子どもが観察した記録も含めて)が得られます。
16番目は「顔の表情が物語るストーリー」は、さまざまな感情を認識し、理解するための活動です。
19番目は、自分の体験、考え、思い等を「ジャーナルに書く」活動です。
22番目は、「四角い箱」をイメージしながらの呼吸をする活動です。
各項目のタイトルをクリックすると、詳しいやり方が表示されます。
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